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執筆者の写真院長

ワクチンの接種率について

更新日:2020年11月10日

Covid-19のワクチンについては、いろいろな報道がされている今日この頃です。

犬用のワクチンについても、その効果や安全性について問題があり、私の知る限りでも2社が製造を中止しています。国産もワクチンも、現在は発売されていません。

ワクチン開発には非常に時間がかかり、その安全性と効果を検証するには更に時間が必要となります。


しかし、ワクチンの接種は


当院におけるワクチン接種率を調べたところ、

 

 犬ジステンパー混合ワクチン 42.7% (令和元年)

 狂犬病予防注射 57.6% (令和2年)


 猫3種混合ワクチン 34.9% (令和元年)


という結果でした。


狂犬病予防法という法律で、義務接種とされている狂犬病予防注射ですら約6割です。

今年は集合狂犬病予防注射がコロナの影響で中止になったため、この接種率は正確だと思われます。ジステンパー混合注射に至っては、約4割の接種率です。

トリミングショップでシャンプーなどをお願いする際、初めて行ったときは、ワクチンの証明書の確認をするのですが、2回目以降の確認はありません。

2年3年と通っていると、常連さんとなりますので、確認もしなくなります。

ワクチンを接種を途中で止めてしまったワンちゃんが、トリミングショップへ行っている可能性があります。

ジステンパー混合ワクチンについては、任意接種ですので強制することは出来ませんが、ちょっと怖いですよね。


当院においても、今年の5月まではトリミングを行っていましたが(現在は休止中)、カルテにて確認してトリミングを行っていました。新規でトリミングを希望される方は、ワクチンの接種証明書を持参してもらい予約をとったり、当院に以前からトリミングをされている方でも、1年以上ワクチンの接種記録が無い方は、トリミングをお断りしていました。


話がトリミングのほうにいってしまいましたが、この接種率です。感染症に罹っているワンちゃんがトリミングショップに誤って行くことも考えられます。そこで、感染することを防ぐには自己防衛しかありません。

現在、我々がCovid-19の感染を自己防衛するには、マスクと手洗いです。

ワンちゃんの伝染病(感染症)からの自己防衛としては、ワクチン接種が一番だと思われます。


ワクチン接種の方法としては、現在、いろいろと議論されています。かかりつけ獣医師のアドバイスを受け、その状況にあわせて接種することをお奨めします。

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